バッグの選び方

2万円以上のエース、サムソナイト等のメーカー品が安心ですが、見て選ぶなら下記の6項目をチェックしてください。

海外出張は基本飛行機を利用すると思いますので、選ぶ際のポイントは、「丈夫さ、安全性、軽さ、サイズ」の４つ。
これに空港やホテル、訪問先に移動する際の「機動性」、汚れにくさを加えた６項目を考慮して選びます。

丈夫さ
空港での荷物の積み込み作業を見ているとベルトコンベア付の車で荷物室へコンベアの先を突っ込んで、バッグをがらがらコンベアから落としています。
また、1メートル以上高さのあるコンベアから落ちることもあります。
ベルトコンベアを上げた状態で、荷物室ドア付近から落ちれば4メートルはあるでしょうから、まず壊れます。

スールケースはナイロン等の布地を素材としたソフトケースと、樹脂や金属を素材としたハードケースに分けられます。
日本ではハードケースタイプのほうが硬くて頑丈という認識で好まれますが、外国人はむしろソフトケースタイプのほうが衝撃に強く壊れにくいという認識で好まれるようです。

どちらも素材でも、キャリーバッグで最も壊れやすいのはキャスターとその取り付け部です。これが壊れるとキャリーバッグは扱いにくいお荷物になり、出張は悲惨なものなります。
キャスターがしっかりしていて、取り付け部分が補給されているかを確認します。

ハードカバーのバッグでは、合わせ部の金属がちゃちなものはすぐ壊れます。
一番重い部品になりますので、鉄→アルミニューム→マグネシュームの順に軽く（高価に）なります。

安全性
鍵が掛けられる。
ファスナータイプはボールペンの先などで、ファスナーが簡単に壊され開けられてしまいますので、合わせ部が金属のハードカバーのほうが安全といえます。
目を離さない、伸縮するリストバンドで繋ぐ、チェーンロックを用意して手すりなどに固定するなど、泥棒が盗むのに面倒、バッグを短時間で簡単に開けられないと感じさせることが大事です。

軽さ
機内に自分で持ち込む場合重量制限がありますから、バッグ自体が重くては肝心の荷物が入りません。
機内持ち込み可能な重さは、国内航空会社の場合10kg、キャセイパシフィック、マレーシア航空の場合は7kg（15ポンド）以内としています。
ハードカバーのキャリーバッグはやや不利になります。選ぶならポリカーボネート素材のほうがABS素材より同じ重さなら丈夫です。

預ける場合も、重さは23kg（50ポンド）以内と決められています。
但し、キャセイパシフィックは20kg (44lbs)としているので注意が必要です。

サイズ
機内に自分で持ち込む場合、バッグの3辺(縦・横・高さ)の和が、国内航空会社の場合115cm（45インチ）W55cm×H40cm×D25cm、キャセイパシフィック、マレーシア航空は56cm×36cm×23cm（22×14×9インチ）、ルフトハンザは55cmx40cmx23cm以下としていますので、アジア出張の多い方は注意が必要です。
55cm×36cm×23cmなら安心のサイズ。

預ける場合にも制限があり、3辺の和が国内航空会社の場合203cm（80インチ）とされています。搭乗する飛行機によって（ボンバルディア双発プロペラ機）160cmの制限がつくこともあり、ルフトハンザ、キャセイパシフィックは総寸法の上限は158cmと決めています。
スーツケースは158cm（62インチ）以内が安心のサイズ。

機動性
リュックタイプが両手が開いて有利ですが、ビジネス用には一寸考えます。
肩に掛けられるショルダーか、ビジネスタイプのキャリーバッグが使い勝手が良いと思います。
階段や足元が悪いところを通る可能性がある場合、肩ひものつけられるタイプのキャリーバッグが有利です。

汚れにくさ
ハードケースで綺麗な鏡面仕上げでピカピカのハードカバーバッグはすぐに傷がつきます。セキュリティチェックなどで張られたシールもなかなか剥がせません。
○エンボス加工（表面に小さい凸凹加工したもの）が汚れと傷が目立ちません。

尚、どの航空会社も機内持ち込みバッグ以外にもハンドバッグ等は持ち込めると書かれていますが、ルフトハンザの注意書きが参考になります。
手荷物以外に機内へ持ち込める身の回り品
手荷物や電子機器のほか、以下の身の回り品は機内にお持ち込みいただけます。
サイズが30 cm x 40 cm x 10 cm以内のハンドバッグやノートPC用ケースまたはショルダーバッグなどの小型バッグ1個（個人の身の回り品）

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