機内ではC.A.と話ができるのも、非常口横の席に限られてしまいます。以前、機内で喫煙ができるころは、外国便なら後ろの席に行けば、片付けのすんだC.A.が一服していて雑談もできましたが、完全禁煙でその機会もありません。今では隣の席の人にちょっと挨拶するぐらいです。
大体、席に着くとすぐにイヤホンをつける人が多いので、声を掛けるのもためらいます。
着陸したら、すぐに空港でメールをチェックして、返信が必要なものは送信しておかないと、運転や商談で日本とは丸一日連絡できない恐れもありますから、機内で確認しておきます。
また、商談で使う資料やデーターのチェックもあるので、機内ではのんびり会話出来る時間も限られます。
聖書を読みながらお祈りしている人
イスラエルから英国までの便で隣の窓際に座ったいた中年の細身の女性は飛行中ずっと聖書を離さずお祈りしていました。
長い洗いぱなしの髪で、モスグリーンのカーディガンは肩に小さい虫食いがあります。目が合って挨拶して「日本から来たんです」に「知らない」とだけ答え、また聖書を読み始めました。
地形の変化にとんだ地中海を跨ぎ、すばらしい天気で絶好のフライトですが、窓を閉めて、ぶつぶつと呟き続けるのをイヤホンの音楽で紛らわし、早くヒースローについてくれと祈りました。
サンディエゴの基地に向かう若い人
フェニックスからロサンゼルスに向かう便で、隣に座ったのは金髪の若い男の子でした。これからサンディエゴの海軍基地に入隊に行くということです。
海のないアリゾナから海軍に行くのもどうなんだと思いますが、地上戦に投入されないぶん良いのかもしれません。(選べるのかどうか知りませんが?)
まだ、少年という感じで、海兵隊には入れそうも無い華奢な体つきでしたが、うまく兵役を済ませたのでしょうか。
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