2012/10/23

研修出張

会社から研修として海外出張の機会が与えられることがあります。
支店や現地法人から案内の人がアテンドしてくれて自社の関連工場訪問などが行われるケースや、CESや携帯電話他会社の仕事に関係する展示会に、大使館、新聞社主催のツアーの一員としてを見学するケースも多いのではないでしょうか。

この場合、気をつけたいのは現地に着いたら、案内の人に付いて行くだけと、海外旅行そのものの準備に忙しく、肝心の展示会や工場訪問の目的を定めていないことです。
研修の所感として「巨大な展示会だった。」「現地の人と交流できた。」「帰るころにはだいぶ喋れる様になった。」と修学旅行の感想文みたいな報告書ですと、上の人も来年の海外研修は止めとこうとなるかもしれません。後輩の機会を掴み取った貴方の責任も重大です。

自分なりの目的を決めて、収集したい情報や現地の人に伝えたいこと、コネクションを付けたい会社、人などを決めておけば、準備は大変ですが俄然研修も面白いものになります。

幸いネットで個別のセミナーや関係する企業のプライベート展示会も予約できます。内容を聞き取るのも、慣れないので厳しいかもしれませんが、仲間と離れ独りで、日本と様子の違うセミナーや商談のスタイルを経験することは大きな意義があると思います。

広い展示会ですと後で報告書をまとめるのも大変ですがデジカメと、ボイスメモをうまく使い会場や面談の様子をメモしておくと報告書作成が随分楽になります。

5日くらいの出張になりますと、体調を崩す人もいます。機内で映画を見すぎて、現地についたら珍しいものばかりで興奮していて。気がついたら24時間以上寝てないケースも少なくありません。お酒を飲みながら最新の話題の映画3本ぐらい見られますから、気持ちは判らくは無いですが、時差の影響もあって一度体調を崩すとなかなか元には戻りません。
また、全くわからない言葉の会議に何時間も参加することになると、寝てるだけならまだしも、精神的に調子を落とす人もいます。
朝食や集合にも間に合わず、研修のスケジュールをボロボロにした貴方には次回出張の機会が無いのは勿論、昇進にも響くかもしれませんよ。



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