前にもあげたように、海外出張にはなんらかの課題を解決するという目的があります。
早く、有利に課題を解決する手段として、見て、会って、話すことができる海外出張は効果があります。
一方、お金も時間もかかるので、会社や周囲の期待も大きくなりますから、情けない失敗は絶対に避けたいところです。
情けない失敗として考えられるのは、出張報告に書きにくい出来事です。
1.約束の日時に行けずキーマンと会えなかった。
2.上手く説明できなかった。
3.交渉妥結のチャンスを逃した。
1.の会えないケースには様々なことが予想されます。
便の遅れで、乗り継ぎ便に間に合わず予定日に入れない。欠航があり予定日に入る乗り継ぎ便がない。
預けたバッグが無くなり、確認と交渉に時間を取られた。また説明資料も無くなった。
アポイントはとれていたが先方が不在。(先方にこの会合より、もっと重要性の高い問題が発生する可能性もある)
自分の体調不調や交通事故に巻き込まれた。
○予防策としては
余裕のある、代替案のあるスケジュールを組むことが重要です。マイレージカードは複数のアライアンスに加盟しているものを持っていると、乗り換え便の空き待ちの際には他の航空会社の場合でも優先度が高くなり席がとり易くなります。
バッグが無くなっても、出張目的が達成できるよう、データはUSBメモリーやクラウド上にバックアップしておきます。
300個に1個くらいの確立で、預けた荷物は無くなるそうですから、バッグは機内に持ち込みできるものが安心です。
多少の不便は我慢して、イミグレーションを出来るだけ早く通過して、タクシーや乗り継ぎ検査の長い列を出来るだけはたく通り抜けることが大事です。
12時間プラス2から5時間の移動している間に、先方のスケジュールが変更されている場合もありますので、こまめにメールチェックすることが必要です。
2.上手く説明できないケースは
PCが無くなる、不調で立ち上がらない場合なd、データや履歴を示してうまく説明や説得できないケースが考えられます。
口頭で白板を使って説明するのも結構大変ですし、上手く伝わっているかどうか疑問も残ります。
○予防策としては
慣れないうちは、紙の説明資料やUSBを用意しておき、先方でハードコピーをお願いする準備もしておきます。
データはその会社発表用だけにしておくこと、他の重要データも一緒では全てコピーやダウンロードされる恐れがあります。
(需要データを盗まれる恐れと、データを軽率に扱う貴方に対する不信感を持たれるかも知れません)
3.交渉妥結のチャンス
○逃がさないために
交渉には、ほとんどの場合条件が付きます。先方もギリギリのところで条件を変えてくることも多いので、出張に出る前に社内で十分議論し想定される条件の妥結範囲と自ら判断できる権限を確認しておきます。
時差の関係で決済権のある人に指示を仰ぐことが難しい場合がよくあります。出来るだけその場で交渉を妥結し。議事録を作詞します。持ち帰りもホテルに戻って社内決裁を得て、翌日に再度訪問して妥結することが大事、帰国後メール連絡では条件が変わる可能性もあります。
便の遅れや荷物のトラブルがあっても、出張の目的が得られる準備と心構えで頑張りましょう。
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