2012/07/03

海外出張報告寄り道 フェニックスの友達 2.

アメリカアリゾナ州フェニックスの友達の家のお隣もすごかった。


水路の上流側隣には、友達夫婦の奥さんのお兄さんがもっと立派な家に住んでいます。友人夫婦よりも、もっと大掛かりに果樹栽培をやっていて、遊びに行くと、テンガロンハットかぶり、ももまで覆う長靴でトレラーを運転する気の良い、赤ら顔のおじいさんでした。農業が専門なのかと思ったくらいですが、立派なお屋敷の帷に大きな納屋があり、その隣には、この土地の風景には不釣り合いの直径4~5メーターくらいの巨大なパラボラアンテナが立っています。納屋を覗くと、中は空調したガラス張りの部屋になっていて、中には電子機器がびっしり入っていて、数多くのランプがチカチカ光っています。
スパイ映画の秘密基地の風情です。
このおじさんは衛星から放送を受信、ケーブルで地域の家にCATVで再配信するサービス事業をしていたのです。元ビジネスマンということですが、なんともダイナミックなリタイヤ生活に驚かされました。


水路の下流側のお隣さんは全く逆ののんびり屋さんでした。


水路の下流側隣は様々な果樹をたくさん植えている御宅です。家じたいはずいぶんくたびれた感じの平屋建てです。独身のでっぷりしたおじさんが、2匹の黒い毛の大型犬と暮らしています。以前はお母さんと二人暮らしだったが、お母さんがなくなって以来一人暮らしなんだそうです。友人と訪ねて中を覗くと、網戸の向こうで昼寝の真っ最中でした。

小さな家は、高い木々に囲まれているので、日影で涼しくて、窓を開け放って、風を通しているのが印象的でした。
いろいろな種類の果実がなっているので、とってつまみ食いしてみました。

この地方では、係官による居住家屋調査があるそうで、内容は住居に温度調整が出来るエアコンが完備しているかを調べるそうです。この家のように背の高い樹木に囲まれているのは稀で、荒地にぽつんと立っている場合、エアコンが効かない、車も無い状況になると、亡くなる方もいる厳しい環境なんです。



夫婦の家がある集落は全体で20戸くらいだと思いますが、木立に隠れ良く判りません。集落の入り口に小さなお店があるだけで、道には信号も何もない。集落は幹線の道路から車で10分くらい入ったところにあります。幹線道路との交差点からすぐ近くにインディアンが経営する小さなカジノがあり、カジノから20分くらいでガソリンスタンドや協会、レストランのある小さな町にでます。
夫婦の家から教会やレストランのある町までは、車で30分くらいかかるそんな場所です。




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