2010/05/26

米国出張シリコンバレー:鍵はついたまま

米国出張、西海岸ではやはり車がないと身動き取れません。
レンタカーを借りて日本から同行した後輩に運転してもらいました。何度かいつの間にか左側レーンを走っているのに気づき冷や汗をかきましたがメーカーの工場で納期や価格の交渉も無事終わり2日間を過ごすことが出来ました。

CES(コンシューマ・エレクトロニクスショー)が開かれているラスベガスに移動するためサンフランシスコ空港に向かいました。
米国にしょっちゅう出張に来ているメーカのエンジニアが日本へ帰るというので空港まで乗せていくことになり、いずれ自分も運転する時に必要になるので、スタンドでガソリンの入れ方を教えてもらいました、運転していた後輩もいつの間にか一緒に説明を聞いていました。
講師の友人は手馴れた調子でレバーを上げ(これはよく忘れます)「スタンドによってやり方が違うことがあるけど、注意しなければいけないのはレンタカーはオートロックだから鍵をつけたまま出ると入れなくなる。」と言う。何気に後輩を見るとハイと言う。

運転席のハンドル脇には確かに鍵がプラスチックのラベルをブラブラさせてつけたままになっている。勿論ドアは開きません。
店の女性に聞いても要領を得ません。もっともちょっと大きな女性は注油の器械からちょっと離れた売店のレジに座り込んでスナックやらコーラやらを売ったり、現金支払いの客の時にレジからリモートで注油出来るように器械を操作するくらいで。メカに関しては全く頼りになりませんでした。
注油場所で3人が悩んでいると、気の良さそうな外人(どっちが外人か?)が針金を持ってきてドアのガラスの隙間に差し込んでガチャガチャ5分ほどやってくれるが、上手くいかず首をひねって去っていく。
仕方ないので売店で修理会社の電話を教えてもらい連絡、レッカー車が来るまでの1時間くらいのうちに3人の気の良さそうな外人が様々な自作鍵明けツールを持って出てきてトライしてくれました。
それだけ鍵はつけたまま苦労した経験が多いと言うことでしょうか。
やっと馬鹿でかいレッカー車が来て、金髪首が日に焼けて真っ赤なおじさんが車から持ち出したのは鉄板を加工した1メートルくらいの金具。
これをガラスとドア板の間に差し入れ両手でガシガシと動かし開けてくれました。
なんかもっと高級な開け方をするかと思いましたが、基本的に気の良いおじさん達とやることは同じでした。

さて、なんとか空港に着きましたが飛行機はとっくに出た後、カウンターは大勢のキャンセル待ちで大賑わい、、、、





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